「メルアド」知られない 匿名通信手法、電通大が開発
FujiSankei Business i. 2007/2/20
電子メールのアドレスを相手に知られることなく送信でき、受信者は送信先のアドレスが分からなくても返信できる「匿名通信手法」を、電気通信大学情報通信工学科の國廣昇・助教授と同大大学院学生の鳥山浩氏らが開発した。現在、発信者のアドレスが受信者に分かってしまうが、アドレスを隠すことができるため、「いじめなどの相談を生徒が先生にしたり、組織の内部告発をする場合に役立つのでは」(鳥山氏)としている。
日本では匿名は悪い事の様に扱われ、大学等の研究機関でこの手の研究開発はやらないのですが、Good job! です。
電通大が開発した技術は、インターネット上のサーバーがメールにつける暗号を利用する。発信者が、専用の匿名メールソフトを使い、メールを流すサーバーのルートを複雑に設定すると、メールには幾重にも暗号がかけられ、メールを送信すると、サーバーが暗号を1つずつ解除しながらメールを最終的にメールのあて先に届ける。受信者も匿名メールソフトをコンピューターに組み込んでいれば、発信先のアドレスがわからなくても、メールが来たルートの逆をたどって、発信者のもとにメールを返信できる仕組みだ。
技術的な事はこれだけしか書いて有りませんが、多分、Type-III Remailer の匿名性を落とした様な仕組みだと思います。
所で Type-III Remailer の開発はどう成っているんでしょう?
最近はその手の情報を漁っていないので分かりません。
近い内に調べてみます。