Sunday, February 12, 2006

Google に対する懸念。

米EFF、Google Desktop 3の新機能にプライバシー面の問題を指摘

Electronic Frontier Foundation(EFF)は9日、米Googleがベータ版を公開した「Google Desktop 3」について、新たに搭載された「Search Across Computers」機能はプライバシー面における危険性が高く、消費者に対してこの機能を利用しないように呼びかける声明を発表した。
「Googleの検索ログを詮索しようとしている政府に対する懸念が続く中、Googleがユーザーに対してPC内のコンテンツを Googleに置くことを期待していることは衝撃的だ。ユーザーが慎重にGoogle Desktopを設定しない限り、Googleは所得申告、ラブレター、ビジネス記録、金融や医療に関するファイルなど、あらゆるテキスト文書をインデッ クス化し、コピーする。政府は、これらの個人的なファイルを召喚令状だけで簡単に要求できるようになる」とコメント。Google Desktopの新機能は、他人のGoogleアカウントのパスワードを手に入れたハッカーに対して便利なワンストップサービスを提供するようなものだと して、ユーザーに対して新機能を利用しないよう呼びかけている。
少し前に「Google も同じだったのか・・・」や「invisiblog.com は無くなるのかな?」で取り上げましたが、検索のログを米政府から要求されて争っていますし、中国の検閲に協力していると世界中で避難されていますしねぇ・・・


YOMIURI ONLINE にグーグル革命 世界へ輸出という記事があり、そんなに長い記事ではありませんが、グーグルを上手く紹介していると思います。
急激な巨大化は様々な軋轢(あつれき)を生んでいる。

世界中の衛星画像が楽しめる「グーグル・アース」は紛争地を抱えるインド、イスラエルなどから「すべて丸見え。敵が利用する」と抗議された。
の様に安全保障上の懸念や米企業のネット情報支配等が懸念されています。

そして、その記事の中でブライアン・ファフェンバーガー米バージニア大準教授は
「グーグルはビジネスに転用しないと誓っているが、業績の低迷や経営陣の交代があったらどうなるか。その意味で怖い企業だと思う」と指摘する。
グーグルは好きでこのブログを含め、色々なサービスを利用させて貰っていますが、プライバシーポリシーは何時変更されるか分かりませんし、実際、中国の検閲に協力する事になって検索結果に手を加えませんというような表示がなくなっていますし、グーグルには不安を感じます。

グーグルのサービスは魅力的ですが、そういった事も一応、頭に入れたうえで利用した方が良いかなと思います。

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